こんにちは～お店主です

本日は雨がしっかりと降っていましたね
今週は悪天候な1週間になるようで、店主たち自転車店の人間はまだまだ頭を悩ますようです…

さて、たまには良い事書きたいな～とかいつも考えている店主ですが、親族やお客様から最近ネットで話題の『自爆自転車の恐怖』について聞かれることがあったので、私見を少し

ヤフーのトップにも掲載されていますが、文章を簡略化する事は良いのですが、肝心な事が抜け落ちているように感じます
この事件に関して購入先、使用頻度、整備状況などは何も書かれていません

文中では中国製品を批判していますが、BAAマークやTSマークは中国製の自転車が大半ですし、フレーム強度などの基準は満たしていますが、すべてのフレームを検査する事は不可能です

また、当店では新しい自転車が納品されれば店主が自分の決めた基準の中で点検、再整備をします
あくまで中国では７分組・9分組という形にされているだけですので、チェックなしで販売する事は怖くてできません

ホームセンターや大型雑貨店、インターネットで購入された自転車がどこまで確認されているかはわかりませんが、何も見ていなければ、1～3割の危険を残した自転車であるという事です

今日お預かりしたホームセンター系の自転車ですが、下のワッシャーが入っておらず、ネジの締め付けトルクも弱かったです
ワッシャーには締めた時のトルクの一定化や取り付け部分の保護、ゆるみ止めなど大きな意味があります

たとえ小さな事でも1％でも危険な部分があれば上記の自爆自転車の仲間入りをする可能性はあります

フレームや部品の破損、品質の低下に関してはお客様が求める自転車の価格がどんどん下がったことが原因の一つです
インターネットの普及やホームセンター、大型雑貨店にて格安の自転車が販売されるようになったりした結果、こういった事故が多発していると店主は考えています
じゃあ高い安心の自転車ばかり売ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、それでは商いができないくらい、自転車は安価な物が当たり前になっています

本来は一番安心なはずの高価な自転車(スポーツ車含む)でも経済産業省に毎年のようにリコールが掲載されています

安価な自転車はその精度が悪い事も含めて安全点検の頻度は高くなります
個人的には3か月に1回程度持ってきてほしいぐらいだと思いますが、お客様の感覚を実際に体感している身からすれば、「これくらいなら大丈夫だろう…動いているし大丈夫」と考えられているのか、パンクやチェーンはずれなど自転車が使えない状態にならないと来店はされません

また、安価な自転車に数千円も整備・修理をかける事にも抵抗はあるようで、なかなか全ての項目に関して◎な自転車は少ないです
店主たちはあくまで仕事ですので、お客様の予算の中でしか仕事はできません

新品であったとしても細かい部品も保管状況などにより劣化はします

安価な自転車+整備されていない＝オーナーが自分で自分を危険にさらしているという状態　だという事をもっと店主も店頭にて声を大きくしたいと思います
他店で購入した物、インターネットで購入した物、中古車、なんでも確認させて頂きますので、不安になったらまずは店頭にてご相談下さい

本日もありがとうございます

～　今日の差し入れ　～

仕事の依頼と共にありがとうございます
完成が楽しみな依頼です

当店では自転車の買取をしております
※値段のつかない自転車の処分は500円、新車購入時は1台無料で処分させて頂いています

現在　中古一般車6台、中古スポーツ車1台展示中

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